アクセシビリティコーディネーター講座<スタート編> 誰もが芸術文化を楽しむためにできること~持続可能な取組とするために~ 講座内容 (1)2月28日(土曜日)10時30分から「芸術文化のアクセシビリティに関する考え方」担当:駒井由理子 「始めようと思っている」、「始めたけど道に迷っている」など、どの段階でも悩みは尽きないと思います。 初回は、2023年から始まった都立文化施設の整備の考え方やその事例、講座担当の経験を例に、広く網羅てきに説明します。 ご自身が仕事場に戻り、考えたり、整備に取り掛かったりする時に、ヒントとなるような事例紹介と概論をお話しします。講座全体の説明も含みます。(90分程度) ・駒井由理子プロフィール (公財)東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京 事業調整担当課長 都立の美術館・博物館、ホール・劇場のアクセシビリティ向上と各施設の社会共生担当の取りまとめを担当。 ぜん職の神奈川県の文化施設では、施設面と事業面のアクセシビリティ向上に取り組む。 鑑賞サポートや教育普及、併せて神奈川県域での「共生きょう創事業」を担う部署の立ち上げに関わり、津久井やまゆり園での事業やシニア劇団などの事業を実施。 (2)2月28日(土曜日)13時30分から「手話通訳活用のための入門講座」講師:小林信恵・飯泉菜穂子 文化事業ではお客さまとしてだけではなく、スタッフ・出演者として手話わ者のかたを迎えたり、協働することが増えてきています。 こうした場面では、手話通訳者に日本語と手話(日本手話)の通訳をお願いすることとなりますが、手話とは何か、文化とはなど基本的な知識と手話通訳者を配置するときの基本的事項を学ぶ講座です。通訳士の飯泉氏と芸術分野での手話監修に多く携わるろうしゃの小林し。おふたりから基礎となる知識を学び、次の実践へのステップとしていきましょう。(120分+質疑等) ・小林信恵プロフィール ろうしゃ。日本手話講師。大学などで日本手話を教えたり、監修の仕事もおこなったりしている。 ・飯泉菜穂子プロフィール 手話通訳士、手話通訳技能研修講師。民間企業人事での雇用機会均等推進担当者、NHK手話ニュースキャスター、民間初の手話通訳養成校(世田谷福祉専門学校)手話通訳学科長、 国立民族がく博物館日本財団助成手話言語学研究部門特任教授(学術手話通訳者養成プロジェクト担当)、聴力障害者情報文化センター公益支援部門部長を経て、 現在はフリーランスとして手話通訳、手話通訳コーディネート、専門領域手話通訳研修講師など。 (3)3月1日(日曜日)10時30分から「感覚過敏と文化施設」講師:綿貫愛子 センサリーキット、センサリーマップ、カームダウンスペースといった言葉を目にすることも増えてきました。 購入して終わり、ではなく、芸術文化の環境には、どのような刺激があるのか、どのような困難を感じる人がいるのかを知ることから始めます。 この講座では感覚過敏について、ご自身の経験から、そして支援者、研究者、実践者でもある綿貫氏から伺います。(120分+質疑等) ・綿貫愛子プロフィール NPO法人東京都自閉症協会 役員。大学生のとき、自閉スペクトラム症など発達障害があることがわかる。 現在は、教育や福祉の現場で、発達障害のある人々が自分らしく生きることを支援し、啓発する活動をおこなっている。 徳島県立近代美術館や東京国立博物館などのセンサリーフレンドリーの取り組みに当事者として協力した。著作に『絵でわかる なぜなぜ会話ルールブック』(合同出版、2018年)など。 公認心理師、国家資格キャリアコンサルタント、臨床発達心理士、学校心理士。 (4)3月7日(土曜日)10時30分から「視覚だけに頼らない芸術鑑賞の楽しみ」講師:半田こづえ “見えない(見えづらい)こと”と“見えること”の違いから生じることについて、視覚で生活している人はほとんど捉えられていないかもしれません。 環境を整備する立場の私たちがこのことを考えるにあたっての基礎的な知識を、視覚に頼らない方法で鑑賞することを実践、研究されている半田氏からまなびます。 本講座では美術館や博物館での事例が中心となる予定となりますが、舞台芸術においても基本的なことは同じですので、ぜひご参加ください。(2時間程度) 半田こづえプロフィール 視覚障害者の美術鑑賞に関する研究に取り組む。また、美術館を誰でも来られる場にするための実践に携わる。 幼少期の病気治療により視力を失う。2025年は、東京国立博物館東洋館インクルーシブプロジェクト、東京都庭園美術館ラーニングプログラム「さわ会」、東京都現代美術館しょくさつ模型「さわる/みつけるMOT」の制作プロジェクトなどに携わった。 博士(芸術がく)。筑波大学人間系研究員、明治学院大学社会学部非常勤講師。 (5)3月7日(土曜日)13時30分から「文字表示支援の考え方」担当:駒井由理子 音声言語を文字表示するときの概要についてお話しします。 芸術文化の場面で、どのような文字表示の種類があるのか、プロに依頼するものか、自分たちでできるのかなど、選択できるようになるための基本情報をご説明します。 今回は、技術的なことの説明はありません。 (6)3月7日(土曜日)14時30分から「ワークショップ・意見交換」 グループに分かれ、芸術文化関連の企画のアクセシビリティをどう設計するかというワークショップを行います。 発表や意見交換を通して、課題の抽出や解決の糸口を探ります。また、参加者同士の交流を図る機会にもなります。(120分程度) 主催:東京都、東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 以上。