鑑賞・参画サポートへの支援・助成
東京芸術文化鑑賞サポート助成

- 助成の概要
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芸術団体の皆様の鑑賞者・参加者を対象とするアクセシビリティ向上を目的とした取組に対して助成します。
「鑑賞サポート」とは公演や展覧会の鑑賞体験、イベントやプログラムの参加体験を豊かにするための環境整備のことで、障害や年齢等にかかわらずだれもが芸術文化の鑑賞に参加・申し込みしやすくする、作品、上演等を鑑賞しやすくするためのサポートとしています。
例えば、手話通訳、バリアフリー日本語字幕、音声認識アプリの活用を含めたリアルタイム字幕、音声案内、コミュニケーション支援となるアプリ開発等、点字サイン・パンフレット、タブレット等バリアフリー対応レンタル機器、専門スタッフ・アドバイザーにかかる経費等です。
また、同伴者(手話通訳者やガイドヘルパー等)が鑑賞・参加するために要した経費や、対象事業における鑑賞サポートにかかわるスタッフの研修なども対象とします。 - 対象となる事業者
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東京都内に本部事務所や本店所在地が存在する芸術団体、民間団体、実行委員会、劇場・ホール等
- 対象となる事業内容
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東京都内で実施される以下の分野(※)の公演や展覧会、ワークショップなど、一般観客に公開されているもの
※音楽・演劇・舞踊・美術・写真・メディア芸術(映像・映画、マンガ、アニメ、ゲームなど)・伝統芸能・芸能・生活文化(茶道、華道、書道など)特定のジャンルにとらわれない芸術活動(複合)等
芸術文化による社会支援助成

- 助成の概要
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さまざまな社会環境にある人が共に参加し、個性を尊重し合いながら創造性を発揮することのできる芸術活動や、芸術文化の特性を活かし社会や都市のさまざまな課題に取り組む活動を助成します。社会における芸術文化の新たな意義を提起し、あらゆる人に開かれた芸術のあり方を推進する先駆的な活動や、長期的視点を持ち着実に課題解決に資する活動の支援を目的とします。
2025年度は子供の芸術鑑賞や体験機会の格差解消に取り組む事業を重点的に支援します。 - 対象となる事業者
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東京都内に本部事務所や本店所在地が存在する団体(芸術団体、中間支援団体、福祉団体、NPO 等)※法人格の有無、種別は問いません。
※「子供の芸術鑑賞や体験機会の格差解消に取り組む事業」については、公共劇場、公共ホール等を運営する財団法人や民間企業等も、事業の主催者・共催者である場合は申請可 - 対象となる事業内容
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ア 対象となる活動(次のいずれかに該当する事業)
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(1)社会的な環境により芸術の体験や参加の機会を制限されている人々(特に子供)が、鑑賞・創作等の芸術体験を行い、創造性を発揮したり想像力を豊かにしたりすることができる活動
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(2)申請団体自らの問題意識に基づいて社会課題を設定し、さまざまな人や組織と連携・協働を行いながら課題解決に取り組む芸術活動
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イ 対象となる実施形態(次のいずれかに該当する事業)
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(1)芸術創造活動(公演、展示、ワークショップ等)
※芸術の分野は問いません。 -
(2)環境整備活動(人材育成、調査研究、技術開発、アーカイブ作成等)
※成果の公開を伴うこと
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東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」

相談窓口、情報提供、スクールの3つの機能により、オンラインを中心に、専門家等と連携しながら、アーティスト等の持続的な活動をサポートしています。
芸術文化におけるアクセシビリティ向上を目的とした取組は次のとおりです。
相談窓口:アクセシビリティに関する知識を有した専門家等と連携し、鑑賞サポート等に関する困りごとの解決に向けてサポート。
情報提供:公式ウェブサイト内にアクセシビリティに関する情報をまとめたページを設置、さまざまなお役立ち情報を提供。
スクール:アクセシビリティ講座を開講し、アクセシビリティや鑑賞サポート等に関する基礎的な知識や考え方、さまざまな事例やノウハウを紹介。