クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー だれもが文化でつながるプロジェクト

「Cultural Future Camp:インクルーシブ・デザインで新しい文化体験を共創する」報告書

報告書

2022年4月22日(金曜日)

  • 鑑賞サポート

東京都歴史文化財団「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」では、2022年度に文化庁と共催、筑波技術大学と協働し、「Cultural Future Camp:インクルーシブ・デザインで新しい文化体験を共創する」を実施しました。この度、本プログラムの取り組みをまとめた報告書を公開しました。

このプログラムでは、⽂化芸術表現に必要なアクセシビリティ・コーディネートと、⽂化施設を中核とした共⽣社会の実現について考えていくことを目的に実施しました。芸術文化における「情報アクセシビリティ」をテーマに、障害当事者を巻き込むデザイン手法「インクルーシブ・デザイン」を取り入れたオープン・レクチャー(2021年11月から2022年1月/全3回)と短期集中ワークショップ(2022年2月/4日間連続)を開催。その他、筑波技術大学とともに国内文化施設を対象にしたアクセシビリティ実地調査や、イベントにおける情報保障支援施策の検証を行いました。

プログラム内での取り組みのほか、インクルーシブ・デザインをめぐる最先端のプロジェクトや海外事例の論考もまとめて掲載しています。
是非ご一読ください。

↓クリックして報告書を見る[PDF:11MB]
「Cultural Future Camp:インクルーシブ・デザインで新しい文化体験を共創する」報告書

※報告書テキストデータがご入用の方は、programs-inquiry@rekibun.or.jpまでご連絡ください。折り返し、データをお送りします。

目次

はじめに
「Cultural Future Camp: インクルーシブ・デザインで新しい文化体験を共創する」を終えて
1. オープン・レクチャー
2. 短期集中ワークショップ
3. 情報保障支援オペレーションすべての人に『開かれた』オンラインイベントを目指して ―聴覚障害を中心に―
4. 文化施設のアクセシビリティ調査
5. インクルーシブ・デザインの実践・研究

舞台手話通訳から考える、ユニバーサルな作品作り
アート鑑賞のための触察モデルについての考察
障がい当事者が活躍する文化施設 ―開かれた博物館への近道―
COVID-19感染拡大:視覚障害のある来館者にとっての脅威か、それともチャンスか?
ろう者に優しいミュージアムや観光施設を作り出すためのガイドライン

開催概要

「Cultural Future Camp:インクルーシブ・デザインで新しい文化体験を共創する」
オープン・レクチャー《全3回》2021年11月から2022年1月
短期集中ワークショップ《4日間連続》2022年2月

主催:文化庁、公益財団法人東京都歴史文化財団
協力:国立大学法人筑波技術大学
企画:東京都歴史文化財団「クリエイティブ・ウェル・プロジェクト」、国立大学法人筑波技術大学
文化庁委託事業「令和3年度障害者等による文化芸術活動推進事業(文化芸術による共生社会の推進を含む)」インクルーシブデザインによるアクセシビリティ・コーディネート・スキルの開発事業

イベントの詳細は下記ページにてご確認ください。
Cultural Future Camp:インクルーシブ・デザインで新しい文化体験を共創する