ー上田薫と上田葉子の生き方に学ぶ、 クリエイティブ・エイジング
音声によるガイド・手話・文字表示支援・車いす
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展示・鑑賞会
- 場所
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東京都美術館
ロビー階 第3公募展示室
- 開催期間
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2024年7月30日(火曜日)から8月11日(日曜日)
休室日:8月5日
開室時間:9時30分から17時30分(入室は閉室の30分前まで)
提供しているサポート
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音声によるガイド -
手話 -
文字表示支援 -
車いす
イベント内容
- 概要
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「アート・コミュニケーション事業を体験する」とは
東京都美術館のアート・コミュニケーション事業の活動について広く発信することを目的に、2023年から始めました。2年目となる本年はクリエイティブ・エイジングをテーマに掲げ、豊かに歳を重ねていくために、アートが果たす力や美術館の役割について考える機会とします。
東京都美術館では、今年度も「アート・コミュニケーション事業を体験する2024」を開催いたします。
会期中はアート・コミュニケータが常駐いたします。また、関連イベントには手話通訳がつきます。
本展では画家の上田薫とキルト作家の上田葉子の作品展示に加えて、超高齢社会に対応したミュージアムの取組みについて紹介する資料展示を行います。また、東京都美術館で2021年にスタートした「Creative Ageing ずっとび」の紹介やその活動基盤となるアート・コミュニケーション事業の紹介展示も行います。
会場では、とびらプロジェクトで活動するアート・コミュニケータ(愛称:とびラー)と、3年間の任期を満了したとびラーが来場者を迎え、さまざまなアート・コミュニケーションが楽しめる機会を作ります。
イベント内容詳細
手話付きイベント
ギャラリートーク
本展担当の学芸員によるギャラリートークを開催します。 展覧会のみどころを紹介しながら、「つくる」「みる」「つながる」をキーワードに、アートと共に豊かに歳を重ねていく「クリエイティブ・エイジング」について考えます。
詳細はこちら
- 開催日時
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2024年7月30日(火曜日)14時から15時
- 対象
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どなたでも
- 参加費
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無料
- 参加方法
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事前申込不要。
開始時間に、直接会場までお越しください。 - 情報保障
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手話
出品作家・上田葉子さんによるアーティストトーク
展覧会の出品作家・上田葉子さんによるアーティストトークを開催します。 キルト作品についてのお話や、上田薫さんとの日常、制作の様子についてなど、会場の作品をみながらお話していきます。
詳細はこちら
- 開催日時
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2024年8月3日(土曜日)14時から15時
- 対象
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どなたでも
- 参加費
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無料
- 定員
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35名程度(事前申込制・先着順)
- 情報保障
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手話通訳
作家プロフィール
・上田薫(うえだ かおる)
1928年東京に生まれる。1954年東京藝術大学を卒業後、抽象画家として活動を始める一方、1960年に自身のデザイン会社を設立し、約10年間グラフィックデザイナーとしての仕事に専念する。1960年代後半には再び絵画制作に取り掛かり、なま卵やゼリーなど身近なモチーフを選び、写真を使って対象を精巧に描き出す独自の写実表現を確立する。2020年頃から心不全で入退院が増え、心臓弁膜症のカテーテル手術を受ける。手術は成功したが、コロナ禍での入院などで、認知機能が衰え出す。工程の多い油彩や以前のようなリアルな表現が難しくなり、リハビリとして身近な植物や昆虫、爬虫類や海の生き物などのスケッチやイラストを色鉛筆で描いている。
・上田葉子(うえだ ようこ)
幼少期よりテキスタイルに興味を持ち、10歳よりミシンソーイングを始める。女子美術大学で美術を学び、画家 上田薫と結婚後、キルトを始める。キルトにおける配色、デザイン、ミシンテクニックを独自に研究、指導も行う。配色でのカラーセラピーやアロマテラピーとの併用も展開し、作品は、ヒーリングアートとしても使われ、医療施設や、パブリックスペース、ホテルなどでも用いられている。国内外で作品発表、講習会の講師を務める。NHKや、民放などでTV出演多数。近年は簡単に取り組めるサスティナブルなソーイングや、キルトを気楽に楽しめる教材作り、人材育成にも力を注いでいる。